「耐震等級3は本当に必要?」枚方の工務店が語る、地震リスクと家族を守る選択 | 枚方市で長期優良の注文住宅・新築一戸建て・建て替えなら田原建設(工務店)

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「耐震等級3は本当に必要?」枚方の工務店が語る、地震リスクと家族を守る選択

2025.10.01

皆さんこんにちは、田原です。

 

「耐震等級3って、本当に必要ですか?」

お客様からほぼ必ず聞かれる質問です。

「耐震等級3って、コストが上がるんですよね?」

「この地域で、そこまで必要ですか?」

確かに、耐震性能は“見えない部分”への投資です。でも、その差は、地震のときに「命」と「生活」を分けます。

 

大阪北部地震から7年──現実に見た「被害の差」

2018年6月18日、午前7時58分。
大阪北部地震(M6.1、最大震度6弱)が発生しました。
震源は高槻市、枚方市や寝屋川市でも震度5強〜6弱を記録。

当時の地震では以下のような被害が起きました。

①ブロック塀の倒壊(小学生が犠牲に)

②築30年以上の木造住宅の倒壊・半壊

③瓦や外壁の落下、地盤沈下による傾き

一方で、耐震等級3で設計された家は、ほとんど無傷でした。
その差を目の当たりにして、確信しました。「耐震等級3は“最低限必要”だ。」

 

耐震等級とは?──1・2・3の違い

等級 強度基準 想定される耐震性能
等級1 建築基準法の最低基準 震度6強〜7でも「倒壊しない」程度(損傷は許容)
等級2 等級1の1.25倍 学校・病院レベル。大きな被害は少ないが補修が必要
等級3 等級1の1.5倍 消防署・警察署レベル。大地震後も住み続けられる

多くの方が誤解していますが、
「等級1=安全」ではありません。

等級1は“倒れない”家。
等級3は“倒れない上に、住み続けられる”家。

つまり、避難所生活になるか、自宅で過ごせるかの差です。

 

「許容応力度計算」で本当に強い家かが決まる

ここが、業界でも誤解が多いポイントです。

多くの会社が「耐震等級3対応」と宣伝していますが、「壁量計算(簡易計算)」であることが多いのです。

壁量計算:壁の量で判断する簡易的な方法(2階建て木造では義務)
許容応力度計算:柱・梁・接合部など全体の応力を数値で検証する構造計算(義務ではない)

田原建設では、許容応力度計算を実施しています。

理由はひとつ。「数字で証明できない安全を、お客様に渡したくないから。」

構造計算書は、住宅ローンの審査にも有利で、将来の資産価値にも直結します。

 

最近のお客様に起きている変化

ここ数年、家づくりの優先順位が明確に変わってきました。

時期 主な傾向
〜2020年 デザイン重視・価格優先
2023年以降 性能も価格も両立したい。「賢い家」を求める傾向

最近では、こんな質問が当たり前になっています。

①「許容応力度計算していますか?」

②「C値(気密性能)はどのくらい?」

③「長期優良住宅の認定は取れますか?」

共働き・子育て世帯ほど、“知識を持った消費者”が増えました。時代が求めるのは、「安い家」ではなく「長く得をする家」へ変わっていっています。

 

「見えない部分にこそ、誠実さが出る」

断熱材、構造補強、気密施工…。
すべては完成後には隠れてしまいます。

だからこそ、私たちは

・施工中の構造写真を記録

・構造計算書もお渡し可能

・第三者検査を実施

私たちが建てる家が年間12棟限定の理由は、「見えない部分まで、妥協せずに手をかけるため。」それが、田原建設の責任の形です。

 

結論:耐震等級3(許容応力度計算)の家に住みましょう

耐震等級3相当ではない、許容応力度計算の基準で確実な耐震等級3の住まいが皆さんの生活の安全を守るうえではベストな選択です。

私たち田原建設は耐震性の中でも最も高い耐震基準で、震度6強~7の大地震がおきても、軽い補修程度で住み続けられるレベルの強いお家をつくります。

また、耐震等級3住宅は、地震保険で50%の割引を受ける事が可能です。

 

【無料構造相談会 開催中】

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「許容応力度計算って何?」

そんな疑問から、家づくりに関するなんでも、代表の田原が直接お答えします。

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